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臓器統計モデルの医用画像への位置合わせのGPUを用いた高速化
○堤 貴浩,本谷秀堅(名工大)
マルコフ連鎖モンテカルロ法(markov chain monte carlo:MCMC)は
グラフィカルモデルにおいて周辺事後確率分布の推定に利用されている.
本稿では,臓器統計モデルの医用画像への位置合わせにおけるMCMCで
graphics processing unit(GPU)を用いる.各ノードの位置を周辺事後確率分布の
推定の過程で並列処理を行うことで高速化を行い,central processing unit(CPU)とGPUを用いた場合の評価を行う.
臓器統計モデルの医用画像への位置合わせは,臓器表面をグラフィカルモデルによって表現し,
新規画像上における各ノードの位置を周辺事後確率分布の推定によって行う.