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スマートフォンにおける陣痛間隔判定システムの開発
○斎藤涼一,石原脩大,志村綾華(釧路公大),名塚優子(市立釧路総合病院),皆月昭則(釧路公大)
女性の妊娠期における陣痛には,大きく分けると不規則な”偽陣痛”と規則的な”陣痛”の2種類が存在する.その2種類の陣痛の判断要素は,痛みの時間間隔に依存するため正確な判断が難しい.特に初妊婦においては陣痛に対する経験がないことから偽陣痛の段階で誤って病院を訪れるケースも少なくない.したがって,誤った判断を下さないためには,痛みの正確な間隔を記録することが必要である.
そこで本研究では,陣痛間隔判定アプリケーションを開発し,スマートフォンで実装した.その結果,ユーザはリアルタイムで陣痛間隔を記録することが可能になり,従来よりも記録保存が容易になった.本システムは,陣痛による痛みの間隔を記録し,陣痛か偽陣痛かを判定することで,ユーザが病院に連絡するタイミングを支援した.