1ZJ-3
手指消毒支援システム開発における研究
○山内 慶(釧路公大),名塚優子(市立釧路総合病院),皆月昭則(釧路公大)
本研究室は感染症に対する個人の予防意識を改善するシステムICASS(Infection Control Arduino Support System) version1.0を開発した.システムversion1.0は病院や大学で検証を実施しており,手指消毒の啓発行為に多大な効果があったことを報告した.システム構成はArduinoやWiiボードに加え,パソコンモニター,並びにノートPCであるが,システム導入にかかるコストや,適用する場における電源など課題が抽出された.
その問題解決のために, PICマイコンや自作モニターなど,従来のシステムに代わる機器を用いることで,ダウンサイジングとコストダウンを行い,従来システムに比較して容易かつ,低コストでシステムの導入ができるICASS version2.0を開発した.
 本研究では, ICASS version2.0の検証を実施した.システムのアナウンス条件を変更して検証を行い詳細に分析した.