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魚眼カメラを搭載したバルーンによる広域監視システム
○有村実剛,柴田義孝(岩手県大)
我が国は自然災害の多発国である。2011年3月に発生した東日本大震災において津波で大規模な被害を受けた。震災発生直後の被災地の情報を迅速に収集し提供することが求められている。また、震災により孤立した集落や広域な被災地の家屋の倒壊や道路の分断といった情報は救助活動を進める上で重要な情報であるが、津波や余震によって立ち入れない場合がある。
そこで本稿では上空から撮影を可能にするためのバルーンの設計を行い、Power over Ethernetのカメラに魚眼レンズを用いて空撮することで広域を監視できるシステムを提案する。