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オーラルヒストリーと街並みの3Dデータを用いた人々が持つ街の記憶の保存
○鈴木満里奈,石川竜之介,佐藤歩美,北村拓也,佐久間容子,松本 悠,横山朝子,渡辺博芳,佐々木茂,近藤直樹(帝京大)
まちづくりの一手法として、地域=「場所」に蓄積された市民の記憶をオーラルヒス
トリー(口述史)の形で記録し、そこから地域遺伝子を見出して活用することが行
われている。
この場合の「場所」とは、物理的な空間・景観に人々の記憶が重畳した複合体であ
るが、その記録には本来、記憶の対象となる空間・景観の記録も伴うべきと考えら
れる。
我々はオーラルヒストリーに加えて、街並みのレーザスキャンによる3Dデータ保存
を行い、街の記憶の総体的なアーカイブ化を行った。データ保存およびWeb共有には
人文系CMSのOmekaを利用し、3Dデータ表示プラグインを開発することで、3D街
並みのブラウザでの閲覧を可能にした。