情報処理学会 第74回全国大会講演要旨

本研究では、浜松市周辺における津波の伝承に関する調査し、時代と地図上でデータベース化して津波伝承地図データベースを構築する。さらに、それを基に博物館における浜松の津波に関する歴史を学ぶための学習プログラムをデザインする。来館者の津波に対する防災意識の向上を図るため、学習プログラムをより実感として理解できる仕組みをデザインする。学習プログラムは、データベースを軸としたシナリオ、解説支援ツール、解説者の三つが重要となる基本的な要素であり、これらを組み合わせることによって一つのメッセージを伝える。実際に、市内の博物館でボランティアガイドに対して学習プログラムを実施し、評価を行う。