1ZD-8
3次元重畳表示を用いた歯科手術シミュレータの検討
○川村祐輔,伊藤翔太,大西克彦(大阪電通大)
歯科治療の臨床実習において,
CGを利用したバーチャルな3次元歯科モデルを利用した
歯科手術シミュレータが注目を集めている.
しかし,従来の手法では歯科モデルをディスプレイ上に表示し,
間接入力によるインタフェースで操作するものが多く,
歯科手術の完全な操作環境の再現は難しい.
そこで,本研究では立体視により3次元空間上に表示した3次元歯科モデルと
実歯科モデルをハーフミラー上に重畳表示し直接操作が
可能な装置を提案する.本手法により,
実際の歯科手術により近い環境でのシミュレーションの実施が期待できる.
本稿では特に提案手法における表示装置と,
物体重畳表示のキャリブレーション手法について検討を行う.