1ZD-7
実世界の物体操作とシミュレーションを連動させたUIの研究
○花光宣尚(法大)
コンピュータシステムの多くは、マウスやキーボードなどの汎用性の高い入力機器を操作し、ディスプレイなどの出力機器に結果を反映させている。しかし、実世界に存在する入力機器は、利用・目的に合わせて形状や大きさを設計し、さらに動作の結果が入力機器そのものの変化とし、目に見えて反映される物が多く存在した。この変化の一対一対応をコンピュータシステムに反映させる、すなわち実世界と仮想世界の結合を目標としたユーザインターフェースの研究に着手した。本研究では、物体を三次元で認識するカメラを使用し実世界上に存在する物体を、仮想世界上の歩行シミュレーション内に障害物として反映させるシステムを開発し、2つの世界の結合の効果を示した。