1ZB-5
CGによる立体の見え方モデルの自動生成
○立原将行,米本京介,吉田眞澄(筑波学院大)
筆者らはこれまでに手書きした線図形からDB内の立体像を検索するシステムを開発し、さらに図形と立体の照合時に参照する物体の様々な見え方をモデルとして表現する方式を報告した。本稿はその機能拡充として開発した見え方モデルを自動的に生成する方式に関する内容である。開発にあたっては、検索対象となる物体をワイヤフレームでCG化し、それを360°の回転視野で観測して、モデルを表現する特徴を抽出することにした。具体的にはワイヤフレームの各種線分をモデルに適用するかどうかを判定する手段として、CGの回転ごとに見えている形状をビットマップ画像に変換して処理を行った。特に、線分の適用判定においては、形状の論理的な意味を盛り込むことで的確な選択を可能にした。