1ZB-3
階層的凸包を用いた複数の2次元図形の簡略化に関する研究
○伊勢朋実,西尾孝治,小堀研一(阪工大)
図形を大局的に把握する場合やパターン認識などにおいて,図形の細部を除去することによって形状を把握しやすくすることや,効率的に認識することを目的として,図形を簡略化する方法がある.簡略化には,周波数などを利用する方法があるが,形状の特徴を考慮することが困難であり,複数の図形を対象とした場合では相対的に小さな図形を除去することはできない.そこで本研究では,形状の特徴を考慮し,特徴的ではない図形の除去を可能とした簡略化を行う.まず,入力図形から凸包を作成し,凸包を構成していない点から更に凸包を構成することで木構造を作成する.すべての木構造の各ノードを評価することで,形状の特徴を考慮した簡略化を行う.