1ZA-3
PCクラスタを用いた格子点探索法によるRSA暗号鍵の安全性評価
○和田拓也,津田伸生,永瀬 宏(金沢工大)
RSA暗号鍵において合成数の素因数分解の方法として, 1990年代に
格子点探索法が提案された.
RSA暗号鍵の安全性を高めるためには, 最終的には合成数が2つの素数
に分解できかつ探索に時間がかかることが望ましい. しかし, 探索に時
間がかかりすぎた場合, 安全性は高まるが, その安全性の検証に時間が
かかり不便である. そこで, PCクラスタを用いた格子点探索の並列処理
を実行することにした.素因数探索手法も検討していき, 1990年代当時
の研究データとの比較及び再評価を行う.