1Z-9
トラフィック理論と実際値データの実践
○遠藤雅周(東京工科大)
トラフィック理論に実際のデータを用いてシュミレーションすることで,
理論と実測値の相違点を明らかにする.
トラフィック理論のひとつとしてM/M/s(s+m)理論
(外線数無限,途中放棄あり,待ち合わせ有り,待ち室数有限)では,
発生する要求の確立と要求を放棄する確立はランダムとしており,
指数分布に従っている.
しかし現実では要求にはピーク時が存在し,
常時ランダムに発生するとはいえず,
また放棄に関しても待ちきれずに放棄する動機はランダムであるとはいえない.
これらの相違点を実際のコールセンターデータをシミュレーションすることで
明らかにする.