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車々間通信における情報伝播の不連続性を考慮した制動力保持制御
○石井亮太,新井義和,今井信太郎,猪股俊光(岩手県大)
都市部などで頻発している交通渋滞の中で,停車時に誤ってブレーキペダルを解放すると,オートマチック車に特有のクリープ現象によって先行車両に追突する可能性がある.著者らは, 可視光通信を用いて車列中の車両間で局所的に情報を伝播させ,車列中の位置関係や,信号が青になるまでの時間に基づいてペダル解放時の制動力の保持/不保持を判断するブレーキ制御システムの研究を行なってきた. しかし, その見通し距離通信の性質上, 車列中にシステム未搭載車両がある場合, 情報の伝播が途切れる問題があった. 本研究では, 通信媒体として超音波を導入し, 同システムの普及過程における情報伝播の不連続性の低減を目指す.