1Z-3
交差点付近でのゾーン情報共有による車車間方向指定ルーチング手法の検討
○畑上智彦,大関和夫,平川 豊(芝浦工大)
車車間のアドホックネットワーク向けのルーチングプロトコルとして、
あて先車両の存在するゾーン情報と自車両との相対的な位置関係を利
用したルーチングを行うDORPzがある。この方式では、通信中にあて先
車両の右左折などによって存在するゾーンが変わった場合、あて先車
両との通信が途絶えてしまう可能性があり、その対策手法については
検討されていなかった。
本論文では、交差点付近に通過した車両のゾーン情報を共有するエリア
を設け、あて先車両が存在するゾーン情報を保持することで、通信の持
続性を向上させ従来手法からの特性向上を図っている。