情報処理学会 第74回全国大会講演要旨

移動通信環境下でOFDM方式を用いる場合，伝送路特性の時間変動により受信特性が大きく劣化する．
著者らはこの改善手法として，円形アレーアンテナを回転させることにより，受信アンテナの大地に対する相対速度を下げ，伝送路特性の時間変動から生じる受信特性劣化を補償する手法を提案した．
また、誤り訂正符号を付加して受信特性の評価を行ったが、誤り訂正の比較・検討が不十分であった。
本稿では、回転アンテナにより受信した信号に対して、誤り訂正を施した受信特性について詳しく検討する。