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箸を用いた導電性による摂食動作検知手法の提案
○山岸勇貴,雨宮寛敏,金田重郎(同志社大)
近年,高齢者・子供の「弧食」が問題となっている.食事を十分に摂らなければ健康上の問題が発生する恐れがある.しかし食事を何時行ったのか,どの程度時間をかけたのか,を知る手法はあまり知られていない.そこで本稿では,日本の食事環境で使用される「箸」に注目した.日本では箸の使用者が固定されている事が多いため,箸動作を把握する事で使用者の食事状況が把握可能であると考えた.料理,人の体は共に一定の導電性を有している.食事中の箸動作には,食物を掴む・口へ運ぶという特定の摂食動作がある.その際,両箸間で検出される抵抗値によって生じる電圧の時系列変化に基づき使用者の食事状況を判別する手法を提案する.