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リンク予測と文間構造を利用した複数文書要約システム
○中田真吾,横山晶一(山形大)
Web上の膨大な情報を要約する手法の一つに複数文書要約がある。複数文書要約では、単一文書での要約に比べて、文章の読みやすさなどの多くのタスクが要求される。本研究では、リンク予測により重要な文を抽出し、類似文の除去をする要約システムを開発した。リンク予測とは、各ノードに対するリンクの有無を予測する手法であり、文間のリンクを予測するために用いる。方法としては、ベースとなる文書に類似する文を他文書から収集し、重要なものを選定する方法により、重要文抽出を行う。その際、動詞および名詞の連接性や、文間構造の類似性を利用することにより、従来手法よりも高精度で読みやすい文章となる要約の自動作成を目標とした。