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組み合わせ確立モデルを用いた文書の自動要約の評価
○藤沼卓也,岸 義樹(茨城大)
人間が生きるためには情報が必要とするが、世の中にある情報の
量は膨大である。この膨大な中から情報の重要なエッセンス
を抽出することは、人間の知的活動を効率化する上で必須である。
特に、コンピュータの支援を受けて、文書から重要なエッセンス
を抽出する方法・技術は「文書自動要約」と呼ばれ、関心を
集めている。しかしながら、この文書自動要約における技術
の確立はなされておらず、課された問題も山積という状態にある。
このような状況を踏まえ、本研究では、文書自動要約におけ
る要約文書の単語選定法として、日立製作所中央研究所の
久光徹・丹羽芳樹の両氏によって提案された、組み合わせ確立
モデルに基づく特徴単語選択法であるHGS法を採用した方法を提案し、
従来から用いられているTFIDF法と比較を行って、その性能を評価する。