1S-1
GRAPE : グラデーション画像によるプレイリスト単位の音楽の可視化
○魚田知美,伊藤貴之(お茶の水女子大)
実際に聞くまで中身を把握できない「音楽」を,短時間で直感的に把握する一手段として「可視化」が非常に有用であるといえる.
また音楽鑑賞の際1曲聞くごとに次に聞く曲を逐一選択する操作方法よりも,
プレイリストやアルバム単位で音楽を選択する操作方法のほうが一般的だと考える.
そこで本論文では「1画像で1プレイリスト」を表すプレイリスト単位の音楽の可視化を提案する.
処理手順は,まず各楽曲から音量・テンポ・高音域割合という楽曲特徴量を抽出する.
その特徴量に基づいて各楽曲に色を割り当て,SOMを用いて配置していく.
SOMを用いることで似ている曲は近くに集まるため,自動的にグラデーションのような画像が生成されると考える.