1R-8
電子部品の自動実装における良品判別の実用研究
○劉 小希(東洋大),滑川光裕(嘉悦大),植田佳典(東洋大)
工場における実用に十分な処理速度と一定の信頼性を確保した電子基板の良品判別の方法について考えることは検査コストを考慮する上で重要である。
ここでは、一定の速度でベルトコンベアを流れる電子基板の良否判別を行うことを考察主題とするが、ベルトコンベアの流れを妨げない程度の処理速度を確保することは重要な課題となる。
良品基板(検査済み基板)と検査基板(検査前基板)の差分画像を対象として、部品の挿入漏れを検出する。データ量を減らすために良品基板と検査基板のエッジ画像から差分画像を作成する。
正確な差分画像を作成するためには良品基板と検査基板の座標が画素単位で一致する必要があるがこれを実現することは困難であるので、ぼかしの技法を取り入れた差分画像の作成方法を考える。