1R-5
X線画像を用いた金属部品内部の欠陥検出
○川井将人,服部公央亮,田口 亮,梅崎太造(名工大),本野明大,兼松佳弘(明和eテック)
 工業製品において,品質管理を目的とした品質検査は必須である.従来は目視検査が主流であるため,検査結果に個人差が生じる.そこで近年,画像処理技術を用いた欠陥の自動認識による検査方法が普及している.しかし,従来の二次元画像による品質検査においては,物体の表面部分の傷や凹みに関しては検査することができるが,物体内部の欠陥に関しては,検査することができない.そこで,物体の内部構造を撮影することができるX線検査装置を用いてX線画像を取得することで,物体内部の欠陥の検査を可能にする.本研究では,良品のX線画像をマスター画像として用い,検査対象となるテスト画像とを局所的に差分することで,欠陥を検出するという手法を検討する.