1Q-9
フィルムコミックの自動生成における視線情報の利用
○澤田友哉,茅 暁陽,豊浦正広(山梨大)
映像からフィルムコミックを生成するには,まず映像から代表フレームや
カメラワークを検出する必要がある.従来の方法では,色やオプティカルフロー
などの情報を利用して,カメラワークの検出とフレームの重要度決定
を行っていた.しかし,色などの画像の低次の特徴量を利用したこれらの検出法
の結果は各種パラメータの閾値設定に大きく依存する.また,フレームの重要度
は通常,画像のみならずストーリーや視聴者によっても異なる.
そこで,本研究ではシーンの切り替え時や特定のカメラワークに対して視聴者の
視線に一定の特徴があることに着目し,視線を利用してカメラワークの検出や
フレームの重要度決定を行う方法を提案する.