1Q-7
高分解能衛星及び空中写真の画像判読による災害アセスメント
○市沢公騎,亀田昌志,Prima OkyDickyArdiansyah(岩手県大)
平成23年3月11日に発生した東日本大震災により,岩手県及び宮城県沿岸部では津波による甚大な被害に見舞われた.災害復旧の体制を整えるため,衛星写真による被災地域の検出や被害度の解析の需要が高まっている.現在,多くの研究機関で高分解能衛星及び空中写真を公開しており,その画像情報を基に被災状況の判読結果が報告されているが,災害アセスメントや防災のあり方を検討する資料の報告は少ない.
研究では岩手県及び宮城県沿岸部の被災地について,画像のスペクトル情報からの家屋被害度,浸水範囲を把握すると共に,それらに加えて地理的地形的な立地条件を定量的に分析する.分析結果より同様な条件に該当する地域を特定することで,災害アセスメントの作成や将来のまちづくりに役立つ基礎資料を作成する.