1Q-5
Moving Least Squares Coordinatesを用いたイラスト画像変形手法
○岡 良祐,渡辺賢悟,宮岡伸一郎(東京工科大)
近年、コンピュータ上でのイラスト制作が盛んになっている。
そして、このイラストの印象を決めるために、人物の腕の位置や
目の位置などの構図の微調整を行うことがある。既存の画像処理
ソフトにある機能を用いても部分的に変形することができない
場合や操作が煩雑になる場合などがある。一方で、Moving
Least Squares Coordinatesという変形手法がある。これは制御点を
設定し、それを移動することで対象領域を変形させる。しかし順変換
処理のため、結果画像に欠損が発生する場合がある。これは線形補間法
などで補完できるが、イラスト画像で重要なエッジ情報がなまることが
ある。本研究ではこの問題に着目し、エッジ情報を保持した変形手法を
提案する。