1Q-3
2枚の時空間投影画像を用いた植物生長量抽出手法の改善
○工藤太一,斎藤隆文(農工大),七夕高也(農業生物資源研)
近年,植物ゲノム解析技術の発達・応用が進んでいるが,
これらの活用には,植物の生長過程の観察・分析が不可欠である.
植物生長過程の観察・分析を容易に行うため,植物生長過程の連続
撮影画像に対して時空間画像解析を行い,1枚の時空間投影画像
として植物生長曲線の可視化を行う.
この画像に対し,動的計画法による曲線抽出を行うことで,
定量的な生長情報を取得する.
しかし,従来手法において複数個体を扱う際,
複数生長曲線の交差による精度低下が起こる.
そこで本研究では,2枚の時空間投影画像を生成・解析し,
各曲線を別個に認識した曲線抽出を行うことで,
曲線抽出の精度の改善を行う.