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道や角の分かりやすさを考慮した構内道案内システム
○原田麻紀(名工大)
本稿では、大学のキャンパスや企業の敷地などの構内での道案内システムの実現法について述べる。
本システムは、システム運用者が構内の道や建物に関する特徴データを入力する機能、および、利用者の要求に応じて構内の現在地から目的地までの経路を誘導する案内文を出力する機能からなる。
構内では、一般の道路と比べ、道なのか角なのか分かりにくい場所が多いため、必ずしも距離が最短となる経路が道案内に適した経路であるとはいえない。このため本稿では、道や角の分かりやすさを考慮して誘導経路を探索する構内道案内システムを提案する。
また、提案システムの評価のために開発した実験用プロトタイプについて述べる。さらに、このプロトタイプを大学の構内での道案内に用いた評価実験について述べる。