1M-5
局所エネルギー最小化法における近傍半径パラメータの効果に関する検証
○辻本陽平,鈴木育男,山本雅人,古川正志(北大)
データをノードとエッジの組み合わせで表されるネットワークは,
WWWや電力網,知人関係,神経網などを表現できる.
ネットワーク構造の特徴を理解するために,ネットワーク可視化を行い,
人間の高い認識能力を利用することで,
新たな知的創出の手助けになることが期待されている.
本研究では力学的手法を基にした,高速にレイアウトする
ネットワークの可視化手法である局所エネルギー最小化法(LEM)を用い,
LEMにおける力の平衡状態に陥る状態を防ぎながら
レイアウトすることを目的とする.この目的を達成するため,
近傍半径パラメータを調整することを提案し,その効果を検証する.