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モデルと実装間の整合性に配慮した形式的ソフトウェア分割手法
○三鍋孝介,織田 健(電通大)
従来のソフトウェア部品再利用では、自然言語による抽象的な概念で部品を検索し、それが利用可能であるかは仕様に基づいて人が判断する必要がある。我々は形式手法 B Method に基づいて実装がモデルを満たすことを保証するソフトウェア部品を提案し、要求を満たす部品を人手を介さずに検索する手法を提案した。この手法ではモデルと実装の整合性が取れた部品が多数必要となるが、B Method で開発された既存ソフトウェアを適切に分割できれば、部品の効率的な生成が期待できる。本稿では、この分割において実装とそのモデルが整合性を保つよう部品を生成するアルゴリズムを提案する。