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全対全通信向けパケットペーシングにおける送信間隔の導出手法
○吉田匡兵(九大),柴村英智(九州先端科学技術研究所),井上弘士,村上和彰(九大)
近年,スーパーコンピュータの計算ノード数増加によってノード
間の通信量が増加している.それによりパケットの衝突が激増し,
通信時間が増加することが問題となっている.そこで,
パケットの送信間隔を制御するペーシング技術を適用することで
パケットの衝突を抑制し,通信時間の短縮を図る.
本研究では,集団通信の一つである全対全通信を対象に,
通信時間を最小化させるパケット送信間隔の導出手法
を提案する.シミュレータを用いて実行時間とネットワーク利用率
による定量的な評価を行い,提案手法の有効性を検証する.