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ベイジアンネットワークを用いた学生の成績予測
○伊藤宏隆,伊藤圭佑,舟橋健司(名工大)
学習指導において、現在の学習状況から指導を行うことは可能であ
るが、将来の成長可能性も見越した指導を行うことは難しい。
そこで、著者らはベイジアンネットワークを用いた成績予測を行う
ことを提案する。ベイジアンネットワークはある複数個の事象を条
件付き確率と有向グラフで定義したものであり、構築したグラフ構
造に観測値やサンプル入力を与えることで、ある事象確率を獲得す
る。データマイニングによって得られた知識を用いてベイジアンネ
ットワークを構成し、成績予測を行う。将来的に落第候補者となる
学生を早期に発見でき、早期の学習指導が可能となる。
本文では、ベイジアンネットワークを用いた成績予測について論述
する。