1D-5
子供の内部状態を推定しながら遊ぶPlaymate Robotの実現
○阿部香澄,岩崎安希子,中村友昭,長井隆行(電通大),横山絢美(玉川学園),下斗米貴之,岡田浩之,大森隆司(玉川大)
核家族化や少子高齢化を背景に,今後,
子供の遊び相手としての役割が家庭用ロボットに求められると考える.
本稿では,子供の内部状態推定に基づいた行動決定モデルを利用することで,
子供とより長い時間遊び続けられるPlaymate Robotの実現を目指す.
遊びの間,ロボットは子供の振る舞いを観察し,
飽きている,楽しんでいるといった子供の内部状態を推定する.
そして,子供の興味を引き続けるよう,子供の状態に応じて行動を選択する.
保育士と子供の遊び観察を基に,ロボットに実装可能な行動決定モデルを検討し,
モデルを実装したロボットと子供との遊び実験を実施して,モデルの評価を行った.