1B-1
プログラム合成における入出力条件チェックでのペトリネットの利用
○恐神正博,山西輝也,魚崎勝司(福井工大)
 プログラム合成において、各モジュールごとに持たせた入出力条件のチェックを
行う際、合成されたプログラムのペトリネットモデルに対し、可到達性の判定を
行うことで、合成されたプログラムの可動性の判定ができないか検討を行う。
 ペトリネットの可到達性の判定には、状態方程式の解の存在を証明する手法を
用いるが、これだけでは解の存在の証明にしかならず、ペトリネットにおける
解である非負整数解の存在の証明にはならない。このため、T-インバリアント
を求めるための手法であるFourie-Motzkin法を改良し、直接、発火回数ベクトル
を数学的に求めることで解を導出し、ペトリネットの可到達性の判定を行う。