1A-6
ルーティングテーブルを利用した構造化P2Pネットワーク推測手法
○武田敦志(東北学院大)
永続的なノードを必要としないP2Pネットワークでは、情報が分散管理されるため、ネットワーク全体の状況を把握することが困難である。
そこで、本稿では、構造化P2Pネットワークに参加しているノード数や管理されているオブジェクト数の総数を推測する手法を提案する。
提案手法では、各ノードが保持するルーティングテーブルに従って各ノードの情報を集約することにより、ネットワーク全体の状況を推測する。
また、本稿では、提案手法を用いることにより、従来よりも効果的な動的負荷分散が実現可能であることを示す。