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手指消毒プロセスにおけるインタラクションを付加した感染対策支援システムの開発
○加藤亮祐，銀田圭吾，菊池慎也，藤岡直矢，板倉佑典（釧路公大），白取加代子，名塚優子（市立釧路総合病院），皆月昭則（釧路公大）
近年,季節性インフルエンザに加え,新型インフルエンザが世界的に大流行している.そうした中,自宅外における感染予防としてアルコール塗布による手指消毒が有効とされているが,本学の食堂で五日間の調査を行ったところ,消毒利用者は食堂利用者の1％にも満たなかった.そこで本研究では,デバイスとして,バランスWiiボード,Bluetooth,ノートPC,PC用モニターを使用し,消毒前の注意喚起ならびに消毒後のインタラクションを実現する感染対策支援システム(ICSS；Infection Control Support System)を開発した.検証として本システムを食堂に三組導入し,単に消毒液入りボトルを設置した場合との比較検証を五日間にわたり行った.