6ZA-8
色覚異常者のための色の組み合わせ
○吉満麻菜美,西尾孝治,小堀研一(阪工大)
現代では,路線図や案内板など様々な場面で色を使い情報を伝達している.
しかし,正常色覚者が色を区別できるかという点しか考慮されないため,
色覚異常者が色を誤って認識してしまうことがある.
そこで本研究では,正常色覚者が区別できる色の組み合わせからなるべく
変化しないように,色覚異常者が区別できる色の組み合わせに変更する.
そのため,L*a*b*色空間で色をノードとしてばねモデルをつくる.
具体的には,正常色覚者が見ている入力した色と入力した色を変更した色,
変更した色を色覚異常者が見ている色に変更した色同士をばねで接続する.
そして,ばねモデルのエネルギーが低くなるように色を変更する.