6ZA-5
赤外線測距センサを用いた座標と角度による感覚的入力手法の提案
○若林航佑,金田重郎(同志社大)
 近年,3Dテレビなどのより感覚的な出力装置の開発が進み,相乗的に感覚的な入力装置の開発の重要性が増してきている.
 筆者らは入力手段として指先の代わりに手のひらを用いることによって,座標のポインティングに加え,手のひらの傾きを入力要素として付加した装置を開発した.
 これは赤外線測距離装置を並列に設置したもので,持ち運び可能で操作時にはハンズフリーで扱うことのできる装置である.
 この装置の設計・試作を行い,さらに比較実験として,表示装置の前に置いた場合,テレビなどを操作することを想定した10フィート(約3メートル)離れて操作した場合を比べ,その装置の利用シチュエーションの汎用性を検証した.