6ZA-1
音声入力による人型エージェントの操作感の実験的検討
○高 欣然,服部 峻(東京工科大),久保村千明(山野美容芸術短大),亀田弘之(東京工科大)
従来のHCIに関する研究は主として作業の効率化(操作性)に重点を置いたものが多く、ユーザの心的状態すなわち“操作感”に重きを置いたものは、ホログラムを用いた臨場感あるインタフェースの研究等はあるもののその数はまだ少なく、感性情報学の構築とそれに基づく感性情報処理技術の研究が強く望まれる。本研究ではこのような問題意識の元、HCIにおける操作感の意義について論じるとともに、筆者らが開発した音声制御可能な人型エージェントの要件定義・設計・構築法について述べる。さらにこの人型 エージェントを用いて行った操作感(満足感・優越感等)に関する基礎的実験の概要とその結果について報告をする。