6Z-2
ステレオ実写画像からのシャドーアート制作支援システム
○松本雄大,高井昌彰(北大),高井那美(北海道情報大)
シャドーアートとは、同じイラストの描かれたカードを複数枚用意し、
そのイラストの奥行きを推定していくつかのパーツに切り分け、その
パーツを適度な空間を持たせながら多層に貼り合わせることによって
立体的な表現を行う芸術作品である。昨今では、自分で制作した作品
をブログや動画投稿サイトにアップロードする活動も散見されている。
この芸術において、奥行きの推定は制作作業の中で重要な位置を占める
と同時に、敷居が高いと感じさせる原因ともなっていると推測される。
本研究では、その奥行きの推定作業を画像処理のアプローチで行うこと
によって、誰でも手軽にシャドーアートを楽しめるように支援すること
を目的とする。