情報処理学会 第73回全国大会講演要旨

単眼内視鏡操作動画からの内視鏡三次元位置推定において、現在存在する手法として、時系列で連続する2つの画像に対して、任意のフレームサイズを用いたテンプレートマッチングをすることにより、三次元位置を推定するという手法を取っている。しかしこの手法では単位時間当たりの移動量が大きく、各画像間において画像が拡大縮小される場合、テンプレートマッチングを正確に行うことが難しくなる。そのため改善手法として、連続する画像を比較する前処理で、2つの画像間において拡大・縮小率を推定し、その推定値をテンプレートマッチングに使用するフレームサイズに適用することにより、大きな移動量に対しても適用できる手法を提案する。