6S-2
嗜好情報と文書構造を利用したWebページの局所的フィルタリング
○牛田恵利,永森光晴,杉本重雄(筑波大)
Webページを閲覧する際に、見たくない情報を見てしまうことや、
見たい情報を見逃すことがある。例えば、録画をしておいた
サッカーの試合を後で見ようと楽しみにしていたのに、
試合結果を偶然見てしまうような場面である。そこで本研究では
Webページの閲覧支援を行うため、嗜好情報を利用した
Webページのフィルタリング方式を提案する。本手法では、
嗜好情報に含まれるキーワード等を利用し、Webページ中の嗜好情報に
該当する部分を見たくない場合は隠し、見たい場合は強調する。
単にキーワードの文字列をフィルタリングするだけでは、文脈から
内容の判断ができてしまう。そこで、本手法ではHTMLの文書構造から、
嗜好情報に関連する段落や見出しを決定し、Webページの部分的なフィルタリングを行う。