6P-4
筋電位信号による子音認識のための認識パラメータの調査
○菅沼 健（東京都市大）
現在，音声認識技術は雑音の大きい状況下での認識性能，声を出す
ことによる周囲への社会的迷惑などの問題を抱えているため，音声
信号を用いずに発話内容の認識を行う手法が提案されている．その
1つが筋電位信号を用いた手法である．発話する際に声を出す，出
さないに関わらず，口周辺や頸部において発話するための筋の動き
が見られることから，これらを検出することによって音声信号を用
いることなく音声認識を行えると考えられる．先行研究では，母音
発声時は識別まで行われているが，子音は明確な特徴を得るまで研
究が進んでいない．そこで子音を認識するための筋活動の計測対象
の選定と認識パラメータの調査を目的とする．