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宇部高専の時間割自動作成アルゴリズムについて
○原田翔平,田辺 誠(宇部高専)
様々な制約条件を持つ学校の時間割を人の手のみで作るのは困難である。
そこで、本校の時間割を対象とし、実用可能な時間割の自動作成を試みた。
作成方法として、まず遺伝的アルゴリズムを適用したが、全ての講義を配置することができなかった。
そこで、遺伝的アルゴリズムでは遺伝子に示された1箇所の時間みの配置を試みたのに対して、新たな方法として各講義の配置が可能な全時間に配置を試みることで未配置講義を減らすことができた。
また、講義配置の優先度を、解の探索中に動的に変更することにより、配置の精度が向上した。今年度の本校の講義データを用い、すべての講義を時間割上に配置可能であることを確認した。また、講義間の空きの問題もある程度解決することができた。