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個人酪農家を対象とした業務支援システムの構築
○川原啓輔,植竹俊文,堀川三好,菅原光政(岩手県大)
個人酪農家による家畜の育成段階は,哺育牛・育成牛・出産後の3つに大別することができ,それぞれで家畜育成の方法は異なっている.特に,育成牛は,酪農家の負担軽減のため家畜預託業務事業者に預けられる特徴がある.本研究では,酪農経営に対して家畜育成記録情報を活用し,酪農家の業務支援を行うことを目的に,3つの家畜の育成段階すべてにおいて酪農家と預託業務事業者より家畜育成記録情報を収集・管理することを支援する情報システムの提案を行う.また,その情報システムの一部を酪農家と預託業務事業者に導入している事例について報告する.以上から得られた知見をまとめ,酪農業に情報技術を活用するための指針を得る.