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P2P防犯エリアネットワ-クにおける動体の軌跡に基づく不審者検出方式の実装
○長宝有希,一戸勇太,佐藤永欣,高山 毅,村田嘉利(岩手県大)
近年,防犯意識の高まりにより,一般家庭や公共施設,商業施設等へ
の防犯カメラの導入が進んでいる.しかし,人同士の交流が減少し,
人の目による不審者への警戒は難しくなっている.従来の防犯カメラ
には,管理者が異なる点,膨大な録画データの管理や事後検証時の利
用に対する配慮が十分でない点等の問題が存在する.そこで,防犯
カメラが周囲のカメラと自発的に連携し,動体を追跡して不審者を
検出する人の介在しない全自動防犯システムがあれば,地域の安全性
の向上に有用である.本論では,単眼カメラから得られた動体の軌跡
から得られる特徴量により不審者の判定を行う方法を提案し,その
評価を述べる.