5K-6
多数決で進行するボードゲームのプレイヤーの進化的生成
○粕谷貴志,鈴木麗璽,有田隆也(名大)
本研究では、多数決によりゲームが進行していくドイツボードゲーム
"Rette Sich Wer Kann"を簡略化したゲームを取り扱う。
このゲームは、多数決の繰り返しで進行するもので、
他のプレイヤーとの心理の読み合いがポイントになる。
このような新しい素材のゲームにおいて、
いかなる戦略が進化しうるか調べることを目的とする。
そのため、プレイヤーは盤面を正しく評価する必要があるため盤面の評価のためのパラメータ群を進化的に探索した。
その上で、プレイヤーの手を予測する機構を入れ勝率に応じてパラメータを調整した。
これにより、多数決においてどこまで相手の考えを読むことが、自分を有利に導くか検討した。