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形状類似性制約を用いた幅の変化する曲線の対話的作成のための制約点選択法
○佐藤 信(岩手大)
曲線の形状類似性制約を用いた幅の変化する曲線を,対話的に作成
するために,制約点の選択法を提案する.この曲線作成法では,基
準とする曲線から,その曲線と形状の類似な曲線を作成し,それら
の曲線により幅の変化する曲線を表現する.このとき,形状類似性
の基準として,スケーリング可変の相似形状の曲率を使用する.こ
の変化する曲線幅を制約するために入力した座標点に対応する,曲
線の制約点を自動的に求める手法を提案する.これにより,曲線幅
の変化を対話的に調整することで,幅の変化する曲線を容易に作成
可能となる.提案手法の適用例としては,クリップアート,挿絵,
説明図またはスケッチなどのグラフィックスコンテンツの作成,そして
視覚化での曲線形状の強調がある.