5A-7
資源制約モデルを用いたCPU資源制御技術の開発とそのモデルベース開発ツールへの組込み
○鈴木康文,小川秀人(日立)
組込みソフトウェア開発におけるソフトウェア資産の再利用を阻害する要因として、
システムのリアルタイム性に関する設計が困難である点が挙げられる。
これを解決するため、与えられた時間制約を与え自動的に満たすように
プログラムを実行するフレームワークの実現をめざす。
本発表では、第一段階として、CPU資源制約モデルを与えると
その資源制約を守りながら実行するフレームワークを開発した。
開発したフレームワークを、モデルベース開発ツールであるMATLABの
自動コード生成器への組込み、評価を実施した。
その結果、0.3%以下の低オーバヘッドで2%以内の誤差でのCPU資源制御を実現した。