情報処理学会 第73回全国大会講演要旨

本研究は、災害時に子供がどのような行動をとるべきかの指針を、
親が予め準備できる情報環境を携帯電話に構築し、災害時に子供に対して、
行動を指示するシステムを提案するものである。
従来研究は事前学習を対象としているが、本研究では災害現場である通学路において
効果的な行動を迅速に取らせることを重要視した。
システム概要としては、以下の構成とする。
①親が子の通学路を確認する。
②通学で利用する交通機関を確認する。
③親が予想されるアクシデントを整理する。
④親が考えられる状況ごとに具体的な指示をシステムに入力する。
⑤実際に親自身がシステムを試用して内容の妥当性を検証する。
⑥被災時に子供が利用する。