4ZD-5
Webリソースの経年変化を用いた情報基盤利用状況の分析
○難波弘行,中平勝子,三上喜貴(長岡技科大)
情報化社会が進むにつれ全体的にWeb利用は拡大しているが,地域によってその利用頻度は様々であり,局所的な発展や衰退が見られる.その一因にデジタルデバイドの存在が考えられ,Webアクセスの公平性を乱すことが懸念される.より多くの人が自由にWebアクセス可能な社会を作る上で,デジタルデバイドは看過できないが,その観測手法は定式化されていない.本稿は,各地域におけるWebの利用頻度実態の定式化を試みる.定式化に際し,必要となる分析データはUbiCrawlerにより収集したWebページデータおよびURLを利用し,ccTLD毎のWeb サーバ/ページ数とWeb サーバ設置地域の関係や経年変化を分析する.