4T-5
Seam Carvingを用いた画像合成ツールの開発
○高橋淳和,宮岡伸一郎(東京工科大)
近年、出版物のデザイン・レイアウトはPC上で行うのが主流となっている。
写真上に文字やロゴを配置する際には、その見やすさを考慮しなければならないが、写真内の構成物によって文字などが見づらくなることがある。
その時に写真内の構成物を単純に移動や拡大・縮小すると欠損のある画像になりやすく、欠損のない画像に修正するためには負担の大きい作業が必要となる。
本研究では、これらの作業時の負担を軽減するため、文字やロゴを挿入する際に写真内の構成物が自動で適切な位置に移動するように、Seam Carvingの技術を応用して画像合成を行うツールを開発した。
ツールの概要と実験結果について報告する。